ヴィクラム暦・2071年アソージュ月(6月)9日から
Dasain(ダサイン)が始まった。
ダサインとはネパール最大のヒンドゥー教のお祭りで
戦いの神・ドゥルガが魔物に勝利したことをお祝いする。
ちなみにネパールは14日間の連休となる。
また、ダサインは家族・親戚の集まり、コミュニティの絆を深めるための最も大きなイベントでもある。
家族と一緒にダサインをお祝いしようと、首都カトマンズに移り住んだ人々を始め
海外に留学中の学生から出稼ぎに行った人たちや軍隊の人々まで
ダサインに合わせて世界中のネパール人が一斉に故郷へと戻る。
ダサイン1日目は“ガタスタパナ”(鉢おさめ)と言って“ジャマラ”という植物を植える日。
生えてきた草は、ダサインのメインである10日目に刈り取って使う。
8日目は“アスタミ”と言って
ドゥルガ女神に動物の血を捧げる生贄の日。
この日は寺院ではもちろん、民家でもヤギをはじめ水牛・ニワトリ・アヒルなどを
自分たちで殺して生贄にする人も多いので
ネパール中が血だらけ&ヤギの生首ゴロゴロ状態になるのだとか。
初めてインドを旅した7年前
生贄で有名なインドのコルカッタにあるカーリーテンプルで、ヤギの首を切り落とすところを見た。
日本で生まれ育ったわたしにはかなりの衝撃で、今でもその光景をハッキリと覚えている。
その時、わたしたちは日本に生まれたから自分の手を汚さずにお肉を食べれるわけで
自分たちの食料のために誰かが見えないところで代わりにそういう行為をしてくれていることを
身をもって知った。
日本のスーパーできれいなトレイに入った切り身のお肉を手にし表記を見れば
『チキン=ニワトリ』
『ポーク=豚』
ってことくらい誰でも分かるけど
“このチキンはちょっと前までは生きてるニワトリだった”ということまでは
なかなかイメージできないと思う。
ちなみにネパールの肉屋では普段の日でも入り口にヤギの生首がドンッと置いてあったりする。
レストランでチキンカレーを注文した数分後に
ニワトリが羽をバタバタさせながら、鳥小屋からキッチンの奥に消えていく姿だって何度も目にした。
最初はギョッとしたけど、今ではどれもすっかり見慣れた光景になってしまった。
一見残酷なように思えるかもしれないけど、わたしはこのやり方が嫌いじゃない。
どこかで殺されるか、目の前で殺されるかの違いだけで
お肉をいただくって、結局はそういうこと。
わたしは自分の手で動物を殺すことはしないし、そもそも滅多にお肉は食べないんだけど
それでもネパールに住んでいると、命をいただいて生かされているんだということを強く感じる。
そうすると命をいただいておいてお肉を残すなんて到底できなくなる。
とは言ってもわたしは動物が殺されるところを見るのが苦手だし
ネパールに住んでいれば、またいずれ目にする機会もあるだろうからわざわざ見なくていいやと思って
この日は家から一歩も出なかった。
9日目は“ナバミ”と言って、商売道具や機械や刃物を清める日。
わたしたちも車にお供え物をほどこし“これからも安全な旅を”とお祈りした。
エンジンやタイヤなど車にとって大切な部分にもお供え物を
10日目はダサインで一番メインの“ダサミ”と言う日。
この日は家の年配者から祝福のティカを授かり
マリーゴールドの花とダサイン初日に種を蒔いたジャマラの草
そしてお金(日本でいうお年玉)をいただく。
わたしたちも義父と義叔父にプージャ(お祈り)をしていただいた。
鮮やかなオレンジ色のマリーゴールド&ジャマラ
これを受け取ったら耳にかけるのが習わし。
この日は会う人会う人みーんな耳に花と草がはさまってたよ。
こうして満月の日まで親戚の家々を訪れ、挨拶周りする日が続く。
ダサインは朝から家族団らんでお酒を飲んで
凧揚げしたり、カードゲームしたり、お年玉もらったりと
まるで日本のお正月みたい。
凧揚げに夢中な親戚の男の子
道ばたで賭け事を楽しむ子どもたちも
宙を舞うサイコロに目が釘付け
ダサインが始まると
首都・カトマンズだけでなく村のあちこちでも
どこからともなくバンブーで作られた手づくりピン(巨大ブランコ)が現れる。
この巨大バンブーブランコ
振り幅がハンパ無くて、大きいものだと高さ10mくらいは軽く飛ぶから
見てる方が怖いわ!
ネパール最大の祭・ダサインが終わったと思ったら
ネパールで2番目に大きい祭・ティハールがすぐにやってくる。
1年の中でネパールがもっとも賑やかな季節*
Dasain(ダサイン)が始まった。
ダサインとはネパール最大のヒンドゥー教のお祭りで
戦いの神・ドゥルガが魔物に勝利したことをお祝いする。
ちなみにネパールは14日間の連休となる。
また、ダサインは家族・親戚の集まり、コミュニティの絆を深めるための最も大きなイベントでもある。
家族と一緒にダサインをお祝いしようと、首都カトマンズに移り住んだ人々を始め
海外に留学中の学生から出稼ぎに行った人たちや軍隊の人々まで
ダサインに合わせて世界中のネパール人が一斉に故郷へと戻る。
ダサイン1日目は“ガタスタパナ”(鉢おさめ)と言って“ジャマラ”という植物を植える日。
生えてきた草は、ダサインのメインである10日目に刈り取って使う。
8日目は“アスタミ”と言って
ドゥルガ女神に動物の血を捧げる生贄の日。
この日は寺院ではもちろん、民家でもヤギをはじめ水牛・ニワトリ・アヒルなどを
自分たちで殺して生贄にする人も多いので
ネパール中が血だらけ&ヤギの生首ゴロゴロ状態になるのだとか。
初めてインドを旅した7年前
生贄で有名なインドのコルカッタにあるカーリーテンプルで、ヤギの首を切り落とすところを見た。
日本で生まれ育ったわたしにはかなりの衝撃で、今でもその光景をハッキリと覚えている。
その時、わたしたちは日本に生まれたから自分の手を汚さずにお肉を食べれるわけで
自分たちの食料のために誰かが見えないところで代わりにそういう行為をしてくれていることを
身をもって知った。
日本のスーパーできれいなトレイに入った切り身のお肉を手にし表記を見れば
『チキン=ニワトリ』
『ポーク=豚』
ってことくらい誰でも分かるけど
“このチキンはちょっと前までは生きてるニワトリだった”ということまでは
なかなかイメージできないと思う。
ちなみにネパールの肉屋では普段の日でも入り口にヤギの生首がドンッと置いてあったりする。
レストランでチキンカレーを注文した数分後に
ニワトリが羽をバタバタさせながら、鳥小屋からキッチンの奥に消えていく姿だって何度も目にした。
最初はギョッとしたけど、今ではどれもすっかり見慣れた光景になってしまった。
一見残酷なように思えるかもしれないけど、わたしはこのやり方が嫌いじゃない。
どこかで殺されるか、目の前で殺されるかの違いだけで
お肉をいただくって、結局はそういうこと。
わたしは自分の手で動物を殺すことはしないし、そもそも滅多にお肉は食べないんだけど
それでもネパールに住んでいると、命をいただいて生かされているんだということを強く感じる。
そうすると命をいただいておいてお肉を残すなんて到底できなくなる。
とは言ってもわたしは動物が殺されるところを見るのが苦手だし
ネパールに住んでいれば、またいずれ目にする機会もあるだろうからわざわざ見なくていいやと思って
この日は家から一歩も出なかった。
9日目は“ナバミ”と言って、商売道具や機械や刃物を清める日。
わたしたちも車にお供え物をほどこし“これからも安全な旅を”とお祈りした。
エンジンやタイヤなど車にとって大切な部分にもお供え物を
10日目はダサインで一番メインの“ダサミ”と言う日。
この日は家の年配者から祝福のティカを授かり
マリーゴールドの花とダサイン初日に種を蒔いたジャマラの草
そしてお金(日本でいうお年玉)をいただく。
わたしたちも義父と義叔父にプージャ(お祈り)をしていただいた。
鮮やかなオレンジ色のマリーゴールド&ジャマラ
これを受け取ったら耳にかけるのが習わし。
この日は会う人会う人みーんな耳に花と草がはさまってたよ。
こうして満月の日まで親戚の家々を訪れ、挨拶周りする日が続く。
ダサインは朝から家族団らんでお酒を飲んで
凧揚げしたり、カードゲームしたり、お年玉もらったりと
まるで日本のお正月みたい。
凧揚げに夢中な親戚の男の子
道ばたで賭け事を楽しむ子どもたちも
宙を舞うサイコロに目が釘付け
ダサインが始まると
首都・カトマンズだけでなく村のあちこちでも
どこからともなくバンブーで作られた手づくりピン(巨大ブランコ)が現れる。
この巨大バンブーブランコ
振り幅がハンパ無くて、大きいものだと高さ10mくらいは軽く飛ぶから
見てる方が怖いわ!
ネパール最大の祭・ダサインが終わったと思ったら
ネパールで2番目に大きい祭・ティハールがすぐにやってくる。
1年の中でネパールがもっとも賑やかな季節*
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すげぇ元気になるねぇ。
ってか覚えている?
最近、名前と顔を一致するのが、限界な年頃です。
エチオピアで出会い、ナミビアでは一緒にマラリアにかかった
たけちゃんのこと忘れるわけないよv
コメント嬉しい、ありがとう*
ヒマラヤが見たくなったら、いつでもネパールおいでね。