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映像制作をしているスペイン人の友人のオススメで観た
2011年に公開された映画『Samsara

アジア・ヨーロッパ・アメリカ・アフリカ、世界25ヶ国で
5年以上の年月をかけて制作された世界のドキュメンタリー。

世界の絶景を集めた映像はよくあるけれど
この映画は絶景はもちろん、世界中の人々の暮らし、産業、文化、嗜好など
多角面から世界を捉えていて、本当に興味深かった。

ちなみに“Samsara”とはサンスクリット語で“輪廻転生”を意味する。


『Samsara』はカメラワークがとにかく息をのむほど素晴らしい。
70mmフィルム映像は色も濃淡も自然に美しくて
ナレーション、サブタイトル一切無しだから、映像の世界にどっぷり入りやすい。
『動の中の静』
『静の中の動』
が見事に表現されている。
ひさしぶりに心を打たれた映画だった。

この映画には日本も登場する。
映像の中の日本は、ハッキリ言って観ていて気味が悪いシーンが多いので
観る人によっては気分を害するかもしれない。

しかし、アメリカ人の制作者が日本という国を外側から傍観した時に
他の国にはない日本特有さというか個性と感じたものを、映像という形で表現したわけで
これも日本の一側面なんだと受け止めることができる。

世界は今もめまぐるしく変化し続けている。
都会はもちろんのこと、アフリカの奥地でさえも。

だからこそ、『Samsara』は
2010年前後の世界の国々はこんな状況だったという貴重な記録になると思う。

20年・30年後になって、またこの映画を観てみたい。

その時、この2010年代を振り返って
一体どのように感じるかな。

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2014.02.22 Sat l オススメの本・映画・商品 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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