ちょっと前の話になりますが
2013年11月30日、わたしたち夫婦は藤野で結婚祭を開催しました。
その日の写真データが海を越えてネパールに届いたので
ようやくblogにアップすることができました。
去年の夏、旦那と結婚の話になった時
“せっかくのおめでたい日だから、式じゃなくてお祭りにしたいね”
という会話になり、そこで真っ先に思い浮かんだのが
大好きな土地、神奈川県相模原市の“藤野”だったのです。
藤野は森と湖に囲まれている自然豊かな町で、なんだかまるでネパールみたい。
藤野は
シュタイナー学園、
パーマカルチャー、
トランジション藤野など地域に密着した活動が盛んで
それらに魅せられて日本各地から移住してきたクリエイティブな人達
そしてそんな人がさらなる人々を呼び、ポジティブなエネルギーでいっぱい*
そんなアートでユニークな町・藤野を訪れるたび
藤野という土地とそこに集まる人々から
たくさんのパワーをおすそわけしてもらえるのです。
“藤野で結婚祭を開催したい”というわたしたちの想いに
藤野のみんなが共鳴してくれて、さっそく準備スタート!
真面目にゆるりとミーティング
結婚祭2日前はみんなの力を合わせてステージ設営
そしていよいよ迎えた当日。
野外での結婚祭ということで唯一の心配は天候だったけど、太陽もポカポカと祝福してくれました☀
会場となったのは
牧郷ラボ(まきさとラボ)
牧郷ラボとは2003年に閉校した神奈川県相模原市藤野にある旧牧郷小学校を再生した空間。
山のみどりに囲まれた、明るく静かな築50年の木造校舎で
現在は芸術家たちが、それぞれの作業場・アトリエとして活用しています。
毎年アートフェスティバル
ひかり祭りもこちらで開催されています。
"なんでも自分たちで作っちゃう”そんなみんなの存在のおかげで
今回、オーガナイズ、デコレーション、お料理、エンターテインメント
衣装、ヘアメイク、カメラマン、映像制作、設営準備&片付けなどなど全て友人達に協力していただき
おかげさまでユニークな手づくり結婚祭を開催することができました。
ヘアメイクを担当してくれた石垣島で出会ったおちょう
衣装は旦那がデザインしてくれたオリジナルの着物ドレス
最初は普通の着物を着るつもりだったんだけど
前撮り写真の時に1時間ほど着物を着たのが、妊娠中のわたしにはもう苦しすぎて
急遽マタニティ着物ドレスを作ろうということに。
旦那が着物選びとデザインを担当して、それを藤野在住の宍野さんにリメイクしてもらい
こうして世界でひとつだけの着物ドレスができあがりました。
かんざしと羽かざりは旦那の手づくり*
大好きな仲間達に見守られて
結婚祭のはじまりはじまり〜♪
デコレーションはGenchos Design & La N'bougleが担当
空間デザイナー・山本元朝&キャンドルアーティスト・タカハシナオが織りなすコラボ空間。
布のシャンデリアとイロトリドリなキャンドルが最高にファンタジー*
鮮やかなブーケ&壇上のお花は、しのさん作
モコモコ苔玉はよみちゃん作
ごはんをいただく前にラブリーシスターのんちゃんと一緒に全員で“いただきます”
去年の夏、のんちゃんと北海道を旅していた時に
彼女がいつもごはんの前に唱えていた言葉が大好きだったから
この日はみんなで唱えることができて幸せいっぱい*
『つるのようにつるつるのまず
かめのようによくかめかめ
あなたたちのいのちを
わたしたちのいのちとさせて
いただきます』
ごはんはオーガニックブッフェ。
シェフの大和さんが愛情込めて作ってくれた
有機・無農薬栽培の旬のお野菜をふんだんに使用したオーガニックフードが15品。
彼の食材を大切に想う気持ちがお料理に表れていて、おなかだけじゃなくココロも満たされる幸せごはん*
バーテン担当の油井君。笑顔がいいね〜!
ゆきゃんてぃからのかわいくておいしいギフト♡
ほっこり手づくりアイシングクッキー
太陽が沈み、祭はいよいよ夜の部へ
ステージの上をキャンドルがあたたかく照らし幻想的な空間に*
焚き火スペース
“夜は寒くなるから”と、あたたかいご飯をふるまってくれたシェフの大和さん
7年前初めてインドを訪れた時、カルカッタで出会った太陽みたいな笑顔の歓多。
普段フェスティバルやライブハウスで歌っているシンガーの彼からは歌の贈り物
なつかしい爆笑エピソードをスピーチしてくれた高校時代からの親友・ひとみ
オーバーベッツさんのライトアップがこれまた幻想的ね*
超音楽的お遊び集団 ・じゃねんず登場♪
彼の導きでみんなで楽器を奏で
踊るダンサーまゆちゃん
やがて、ひとつのおおきな輪に◎
じゃねんずは普段からお祭りだけじゃなく、老人ホームや障害者施設など色んな場所で活動しているので
そこにいる人みんなを巻き込んで一緒に楽しむ空間を創るのがとっても得意。
この日もお祭り好きな友達はもちろん
家族や親戚も一緒になって、楽器を奏で踊って楽しんでる姿を見て最高に嬉しかった。
音と人がひとつに繋がるそんなハッピーな空間♪
DJ NaosisoaN&朗読
幻想的なファイヤーダンス
ファイヤーに照らされてウェディングケーキ入刀
飛び入りでファイヤーに参加してくれたニュージーランドで出会ったハル君
大人も子どももみんな一緒に楽しめる、そんな空間
結婚祭の間、ステキな絵をライブペイントで描いてくれたがわちゃん
彼女から見たわたしたちのイメージは、旦那がグリーンでわたしがパープルなんだって。
そういうのってなかなか自分達じゃ分からないから面白い。
*special thanks for*
藤野とわたしを繋いでくれた15年来の友人・つっちーファミリー
当日隣でわたしたちをサポートしてくれた力示くん&ちかちゃんカップル
当日の椅子&テーブルそしてタープを快く貸してくださった“あすの牧郷をつくる会”の会長の倉田さん
今回ボランティアスタッフとして協力してくれた友達達
当日だけでなく、準備から片付けまで
たくさんのアイディアと力を貸してくれた藤野のみんな
今回、招待状制作からオーガナイズ全般、そして当日の現場監督を務めてくれた大好きな元朝さん
元朝さんがいなければこの結婚祭は実現しなかったよ。
結婚祭終了後にようやくごはんにありつける図
この日のためにロンドン・バンコクをはじめ
日本全国からお祝いに駆けつけてくれた大好きな友達達
いつもどこにいても支えてくれる大切な家族
わたしのことを赤ちゃんの頃からかわいがってくれた叔父・叔母
手に持っているのは亡き祖父母の写真
命を繋いでくれたことに感謝して*
そして、最後に
“藤野で結婚祭を開催したい”というわたしの願いを叶えるため
3ヶ月間、わたし以上に頑張ってくれた旦那のラジュに愛をこめて。
この日、わたしたちはいったいどれだけたくさんの愛と祝福を受け取ったのだろう。
ありがとう
本当にありがとう
みんな、愛してるよ
photographed by 廣川 慶明(よっしー)