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新年明けましておめでとうございます
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ひさしぶりに家族そろって家でゆっくりと迎えた新年。
実は年末に親子そろって風邪をひいてしまい
このパターンはもしや寝年末からの寝正月!?と思ったけれど
つきたてのお餅が美味しすぎてなんとか復活!

今日は友達と一緒に皇居へ一般参賀に行ってきました。
人混みは大の苦手だし、背伸びして一瞬かすかに天皇皇后両陛下を拝めた程度だったけれど
息子は日の丸パタパタして楽しそうだったし、日本人ならではの空気感を味わえたので行けてよかったなぁ。
平成が終わる前に忘れられない貴重な経験になりました。
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2018年がみんなにとって調和の取れた幸せな1年となりますように∞
本年もどうぞよろしくお願いいたします+*
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2018.01.02 Tue l 日々のこと l コメント (0) トラックバック (0) l top
福岡に移住したレザー作家《mandala leather》のばしこちゃんが
SNSにアップしていた曼荼羅のお財布に一目惚れしてオーダーしていたものが昨夜届きました+*
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革染めから刻印からスティッチまで全て手づくりの丁寧で美しい手仕事。
ステキなモノづくりしてる友達たちのおかげで、地産地消ならぬ友産友消がどんどん実現中
mandala leatherではイロトリドリの色見本やデザイン集の中から
好きなものを選んでのオーダーはもちろん
イメージや希望を伝えてオンリーワンのものをオーダーメイドで作ってもらうこともできます。

わたしのこのお財布は“色見本のターコイズブルーに
もうちょっとグリーンがかってるといいなぁ〜”とワガママを言って
染料を混ぜてこの色味を出してもらいました。

ばしこちゃん、世界でひとつだけのステキな曼荼羅のお財布をありがとう。
bashicoのmandala leather
2017.07.13 Thu l オススメの本・映画・商品 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2014年より、コラム連載を書かせていただいてるインド初無料日本語情報誌【月刊チャロー】

7月号でちょうど丸3年という節目を迎え
今号をもって最終回とさせていただくことにしました。

今日はチャロでの最後の記事をお届けします*

《イロトリドリの曼荼羅》
2014年から3年間にわたり現地在住生活便りネパール編を書かせていただいていましたが
今号で最終回とさせていただくことにしました。

わたしにとって文章を書くというのは
胸の内の思いを日本語というツールを使って表現することなので
頭を使うというよりは勝手にどんどん湧きあがってくるという感覚に近い。

けれどネパールを去って2年が過ぎた頃
インプット(経験)が増えないのにアウトプット(執筆)することに
ものすごい頭とエネルギーを使うようになっていた。

ネパールでの様々な経験は、ゆっくりと消化されわたしの一部となった。
改めて思い起こそうとすると、まるで他人事のようにすら感じる時がある。
そのことに気がついた時、これはもう手放すタイミングなのだと思った。

以前のわたしなら頭をひねりながらもコラムを書き続けようとしたかもしれないけれど
“今できることをできるだけ”という
無理に執着しないマインドはネパール人から教わった。

ネパールでの楽しかった思い出も苦い記憶も全て糧となり
たくさんの色を含んだわたしが存在している。
この世にいるひとりひとりが皆それぞれオンリーワンの色を持っていて
ご縁があれば出会い、互いに影響し合い
それによって変化し続ける世界はまるでイロトリドリな曼荼羅みたい。

息子が大きくなったら、いつか一緒にネパールとインドを訪れたい。
わたしたちのイロトリドリな旅はまだまだ続く。

連載の機会をくださったチャロ編集長の新舎さん
いつもコラムを読んでくださった読者の皆さん
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。

3年間ありがとうございました。
2017.07.01 Sat l ネパールの生活 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2014年より、コラム連載を書かせていただいてるインド初無料日本語情報誌【月刊チャロー】
今日は5月号に掲載された記事をお届けします*

《妄想と瞑想》
ネパールから日本に戻ってきてよく感じることのひとつは、
日本人は不安を抱えながら生きている心配性の人が本当に多いなぁということ。

それじゃあ私自身不安に感じることが全くないかと言うともちろんそんなことはないのだけど
ネパールではお金がなくて家に屋根がつけられない人も
バイクの事故で片足を失ってしまった人もケラケラ笑って鼻唄歌って踊って暮らしていて
“ない”にフォーカスしだしたらキリがない、
それより足るを知ることが幸せなのだと教わった。

わたしにとって幸せの価値観が大きく変化した出来事がある。
初めてインドを旅した10年前、ダラムサラでのヴィパッサナー瞑想との出会いだった。
ヴィパッサナー瞑想とはインドの最も古い瞑想法の一つで
ヴィパッサナーという言葉は“ものごとをありのままに見る”という意味をもつ。
瞑想法には数多くの流派があるけれど、ヴィパッサナーはその中でも特に厳しい。
インドだけでなく、ネパール・日本(京都・千葉)世界各地にヴィパッサナー瞑想センターがある。

ヴィパッサナー瞑想センターでは10日間の瞑想コースに参加することができる。
その間、動物性の食品・酒・タバコ、人と会話・目を合わせること・触れること、
施設内からの外出、テレビ、電話、インターネット、文字の読み書き、
趣味全般(音楽を聴くこと・スポーツ・写真撮影・楽器等)
これら全ての行動が10日間禁止されるのだ。
そして4:00起き21:30就寝という規則正しい生活を送り、毎日12時間瞑想をする。

これらの修行料・宿泊料・食費は寄付でまかなわれているので、一切請求されないというのも驚きだった。
すべての経費は、コースを終了しヴィパッサナーから恩恵を受けた人たちの
“他の人たちにもこの機会が与えられるように”との思いから行う寄付によってまかなわれている。
瞑想の指導者も運営・調理のメンバーも何ら報酬を受け取らずボランティアスタッフとして参加しているのだ。

私の場合、コース参加後最初の数日間は瞑想どころじゃなく、妄想に苦しんだ。
穏やかに座っていたいのに、過去の思い出や未来の想像が絶え間なく押し寄せてくるのだった。
思考を止めようと思っても、他に気をそらすもの(人との会話・携帯など)
が何もないとさまざまな思いが勝手にむくむくと湧き上がる。
頭の中というのはなんて忙しいのだろうと初めて気がついた。
そして体の動きを止めて座っていることができても
頭の中の動きを止めることはなんと難しいのだろうと痛感した。

あちこち彷徨っている思考に気がついたら
そのたびに自分の呼吸に意識を向け“今とここ”にフォーカスを戻すの繰り返し。

まさに思考の大デトックスだった。
後半になるとようやく思考を止められるようになってきた。
今までに体験したことのない穏やかで安心感に包まれた世界で
自我も時間も重さも何もない、まるで粒子になったような感覚だった。

そしてヴィパッサナー瞑想を経験したあとのわたしは
10日間の自己観察を通して余分な思考が削ぎ落とされてちょっぴりシンプルになり
以来ネガティブな妄想をほとんどしなくなっていた。

将来のことを考えると不安…
老後のことを想像すると不安…
ちゃんと子育てできるか不安…
転職してもいい仕事が見つかるか不安…
チャレンジしたい気持ちはあるけれど失敗しないか不安…
今日あの人にあんなこと言っちゃったけど気を悪くしていないか不安…

その不安、全て妄想ですよ。
それよりまずやってみよう。
それも不安を取り除きたいという思考ベースのアクションじゃなくて、心の底からワクワクすることをね♪
2017.05.01 Mon l ネパールの生活 l コメント (0) トラックバック (0) l top
2014年より、コラム連載を書かせていただいてるインド初無料日本語情報誌【月刊チャロー】
今日は3月号に掲載された記事をお届けします*

《ネパールの美の基準》
ネパール人に言われた褒め言葉で今でも忘れられない一言がある。

それはカトマンズにある車の保険会社を数ヶ月ぶりに訪れた時のことだ。
受付のお姉さんにナマステーと挨拶をしたら、わたしのことを覚えてくれていたみたいで
『あらー!あなた少し見ないうちに太ったわね!顔も大きくなってキレイになったわよ♡』
と満面の笑みで言われた。

太った+顔が大きいのダブルパンチを不意打ちでくらって
まだ産まれたばかりの息子を抱いたまま大笑いしてしまった。

ネパールの女性の美しさの基準は
白い肌・ぽっちゃり体型・大きな目・長い髪だ。
なのでネパールで『太ったね』は最高の褒め言葉。

ネパールではふくよかであることは富と健康の象徴で、
逆に痩せていることは貧しくて不健康というマイナスイメージにつながるらしい。
ひさしぶりに会う人に『太ったね』と言うと、老若男女問わず喜ばれる。
(明らかに太りすぎている人やカトマンズの若い女の子に対しては別だけど)

女性は年齢にかかわらず皆髪が長く
ショートヘアのネパールの女性にわたしは一度も会ったことがない。
そんなわけで刈り上げツーブロックだった頃のわたしの髪型は
ネパールではとにかく大不評だった。

そしてネパールの女性はとにかくアイラインが大好き。
アイラインのことをネパール語で“カジャル”と呼ぶのだが
驚くほど太くひいている女性が多い。

カジャルは単に目を大きく見せるためのものだと思っていたが
実はアーユルヴェーダ療法のひとつでもある。
手作りのカジャルはマスタードオイル・カルダモン・フェヌグリークなどから
作られていて目の粘膜を保護し目の病気を防ぐ効果もある。
なのでネパールではアイラインくっきりの赤ちゃんに遭遇することも多い。

ある日、義妹が家に遊びにきて息子にネパール式オイルマッサージとカジャルを施してくれた。
赤ちゃんの場合は目の周りだけじゃなく
魔除けの意味を込めてこめかみにもカジャルを付ける習慣があるのだけど
それにしてもこれはひどい(笑)
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2017.03.01 Wed l ネパールの生活 l コメント (0) トラックバック (0) l top